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両国で大相撲観戦
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土曜日には大相撲1月場所を見に両国の国技館に行ってきました。
昨年まで一度も相撲は観に行ったことがことがなかったのですが、
家族で応援できる力士を見つけて以降、昨年の五月場所から東京で開催される場所には足を運ぶようになりました。

テレビで、放送されている相撲しかしならいと、現場で驚かされることがたくさんあります。
まず、最初に入り口で切符を切っているのは昔は力士で今は、協会員を努める親方です。力士時代を知っている人にとっては入り口でうれしくなることでしょう。

そして相撲の開始時間。
夕方からのイメージの強い相撲ですが、取り組みは毎日、朝の8時45分から始まっています。
下のリーグから始まっていき、最後に最高リーグにあたる幕内となり、幕内の中での最後の取り組みが横綱戦となるわけです。
そのため、その日のチケットを持っていれば、朝から夕方の6時まで見られるわけです。
とはいうものの、だいたい人が集まってくるのは、十両の土俵入りあたりからで、だいたいこれが14時半くらいです。
テレビの中継が始まるのが十両が始まったあたりの15時15分くらいなのでだいたいこのあたりになると名前を耳にしたことがある力士が登場します。

4時頃には幕内の土俵入りが行われ、有名力士の土俵入り、そして両横綱の土俵入りが見られるのでこの頃には館内が一杯になります。

またテレビでは音声が一定に調整されているので気づきにくいのですが、
会場に行くと、どの力士が人気があるのかに気づかれます。
日本人の力士なら、魁皇、高見盛、そして僕も好きな稀勢の里。外国人なら最近は把瑠都です。
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この日は最後の取り組みが横綱白鵬対把瑠都で、把瑠都が白鵬を破ったことで座布団が館内を舞いました。
これまで観に行った2回の中では番狂わせがなかったので初めて見れてうれしかったです。


今回観に行ったのは7日目ですが、これまでに観に行ったのは13日目と千秋楽で、
やはり終盤に指しかかってきた方が、一つ一つの取り組みに大きな意味を持ってくるのため、見ていて緊張感があって面白いなと感じました。

通の人がいう言葉に、「相撲は13日目が面白い」という言葉があるそうです。
千秋楽には既に多くの力士が、勝ち越し又は負け越しが決まっており、(相撲は今場所の勝ち越し、負け越しで次の場所でのそれぞれの地位とリーグが変わります。勝ち越しなら上がり、負け越しなら下がり、どちらでもなければ現状維持です。)多くの取組みには消化試合の様相があります。
そうなってくると、全15日間の中で勝ち越すか負け越すかの瀬戸際の取り組みが多くなってくるのが13日目ということになってきます。
緊張感があり、いろいろな駆け引きがみられるのも13日目なのです。
とはいえ、13日目は金曜日にあたってしまうのでなかなか見に行けないのが残念ですが。

今場所はもう行けないので、また来場所が今から楽しみです。
# by naomedia | 2010-01-19 00:29 | スポーツ
アバターを見た
先週、アメリカに行ってきたのですが、その時にチケットを頂いたのでアバターを3Dで見てきました。日本では明日公開です。



ただでさえSFで内容が難しいにも関わらず、英語且つ3時間の長編で、理解しきれなかった部分もあるのですが楽しみました。

正直長くて途中で飽きてしまったというのが見終わったあとの正直な感想ですが、世界観とCGはすごかったです。
TechCrunchに珍しく映画の記事が載っていたのでどんな評価がされているのか読んでみました。

『アバター』は映画の未来にiPhone登場なみの衝撃を与える
http://jp.techcrunch.com/archives/20091219avatar-is-like-the-iphone-of-movies/


この記事の中で僕も同感なのは以下の部分です
●3D効果はすごい
>>普通の映像ではきっと物足りないと思います

●どこまでが実写でどこからがCGかというようなことは問題にならない。
>>これは本当で、キャラクターがCGなのか、人が演じているのか全く分からない。もうここまで行くと、確かに映画の歴史の何かが変わったと感じさせられるくらいでした。スターウォーズは世界観、ストーリーが素晴らしいですが結局は宇宙人を人間が演じている、人間がベースにあると言うことに気づかされます。人がメインじゃない映画が作れてしまうのか!という驚きがありました。

●アバターで驚異的なのはストーリーではない。ストーリーはせいぜい平均的な出来栄えで、一部はポカホンタス、一部はダンス・ウィズ・ウルブズの焼き直しだ。
>>ストーリーは平凡です。重要な敵と、主人公は何故か強い。正直あきあきするほど。
例に上がっている一部はポカホンタスは本当にそのとおりだと思いますし、アメリカ人的に例えるならダンス・ウィズ・ウルブズですが、日本人の僕にいわせるなら風の谷のナウシカそっくり。真似にも程があると言いたいくらい。

●観客はパンドラという世界に飲み込まれる。
>>これも同感です。世界観は面白い。

この記事に書かれていない部分で僕が気づいたところは、
・登場する動物についても良く考えられ、デザインされている
・現実に地球にいる原住民の特徴をよく研究している
・その割には登場するロボットや乗り物がダサいのが残念。そして登場するインターフェイスのデザインもイマイチ。
ロボット、乗り物のデザインは同じくジェームスキャメロンの監督作品のエイリアン2からあんまり変化がない気がしました。

よくも悪しくも映画館に足を運んで3Dでみてみるには面白い映画だと思います。続編ばかりが多い最近の映画からするとオリジナリティを感じます。

iPhone登場なみの衝撃を与えることはないと思いますが、これまでの変な可能性は感じる映画です。
# by naomedia | 2009-12-22 23:27 | 映画
SNSと結び付いた開票速報
SNSと結び付いた開票速報_e0011904_1746271.jpg

大統領選挙から早1週間が過ぎようとしています。
一体どの候補が選ばれるのかハラハラしながら過ごしていた1日が
なぜかとても昔に感じられます。

選挙後は授業でも選挙の話題が導入部分等で使われます。
そのときに話題になったものの1つで、
「どのように開票ニュースを見たか?」ということについて
今回は少しフォーカスを当ててみたいと思います。

一体、開票の時間帯を他の人がどのように過ごすのかわからず
僕はパーティが開かれそうなところを見て歩いたのですが、
結局どこに行っても空振りで、しょうがなく家に帰ってテレビを見て過ごしました。

結局多くの人は各寮のロビーにあるテレビ等で、5人〜10人くらいで見ていたようです。
中には25人以上の人と見ていた人もいたようですが、それはまれでした。
やはりスポーツとは違い、個人の思想が関わる問題なので大勢で集まるよりは気の合うメンバーで見ていたようです。
面白いことに1人で見たという人は誰もいませんでした。必ず誰かと一緒に見たいという気持ちが確実にあった証拠だと思います。


ただ興味深いのは誰と見たかではありません。
何を使って見たかです。
クラスの60%以上がテレビだけではなく、膝の上にノートPCを載せてインターネットも同時に見ていたというのです。
僕もまさにその1人でした。

理由は以下のものです。
1、どの州をどちらの党が取ったのかをNewYorkTimesのリアルタイム速報で見ていた(僕もこのサイトで見てました)
2、カリフォルニア州独自の投票で非常に関心が高かった、同性間の結婚の是非を投票したProp 8 の問題についてCNN.comでみていた。(僕もこのサイトで見てました)

3、自分の住んでいるカウンティー(郡)がどちらに有利になっているのかをみていた。

この3つが大きな理由でした。
ただ、僕が驚いたのはこれと同時に使われていたメディアがFacebookであったということです。
Facebookはアメリカで言うmixiの位置づけにあります。ただ活気がまるで違い、次から次へと各個人から新しい情報が流れてきます。

開票速報をテレビで見て、
マケイン氏が敗北宣言のスピーチをするとその後すぐに、
何人もからスピーチに対しての意見が投稿され、オバマ氏の勝利宣言でも同じことが起こりました。

そして、2のProp 8の問題には僕も関心があり、情報を知りたかったのですがテレビは全米生中継が多く、州の投票に関しては流してくれません。
そこでどこのサイトを見れば状況がわかるのか困っていると、
友人がFacebookに現在の状況の載っているサイトのリンクと彼の意見を投稿し、それで僕も状況を確認することができました。
テレビがこの問題の状況を放送する30分も前の出来事です。

なので、上記の3つに理由が絞られ、多くの学生が同じサイトを見ていたことにSNSの影響があったとみています。

テレビではシカゴから流れてくるオバマ氏の状況、また各地の状況を把握するためにCNNを見て、ローカルの情報はインターネットで確認、
同時にネットを使って自分の意見を友人と共有という、
棲み分けをそのときにみんながそのとき同時にやっていたのです。
誰が声をかけたわけでも、以前に似た経験があったわけでもないにもか関わらずです。

しかも経験の共有は、個人のインターネットを通して国内に限らず、
世界中にすぐ発信されました。
その場ですぐにイタリアの友人に連絡を取ったという人もいれば、僕のように日本に向けてすぐにmixiに記事を投稿した人もいるのです。

確実にインターネットがリアルタイムのメディアとしても、
力を持ったことをみんなが認めた象徴的なことでもあり、多くの人が情報を受けるだけでなく発信する側にも回っていることが興味深いです。

僕は家で見ていたので、もしFacebookがなければ、確実に他の学生と同じ経験を共有できずにいたと思います。
# by naomedia | 2008-11-11 17:53 | アメリカ
自転車レースがやってきた!
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日曜日にTour of Californiaという自転車レースを見てきました。
場所はなんと大学構内の道路で、所属する研究室からも歩いてもすぐ見に行ける距離です。
今回、スタンフォードで行われたレースは個人によるタイムトライアルで、本レースに向けてのデモンストレーションという位置づけです。
<スタンフォードのコース>


自転車レースがやってきた!_e0011904_16412158.jpg以前はサンフランシスコ市内のコイトタワーのあるテレグラフ・ヒルという場所で行われていたそうですが、3年程前からスタンフォードに移り開催されるようになったそうです。
以前のコースはヒルと名前がつくくらい、坂道を利用していたものだったらしいのですが、大学のキャンパスのコースは平坦なので
タイムトライアルがよりエキサイティングなものになったと新聞に観客のインタビュー記事が載っていました。

本レースは次の日の月曜日から始まり、ツールドフランスのようにチームごとに1週間かけて今年はサンフランシスコの北からロサンゼルスの南のパサディナまでカリフォルニア州の12都市を通過する計約1120kmのレースです。
Tour of Californiaの公式サイト
<全体のコース>

実際に見た感想は、とにかく早いということです。
自転車だけが走っていても、速いな~などと感じたのですが、
審判車や中継用のバイクが後ろから猛スピードで追跡しているときにより速度を実感しました。
2.1kmのコースを4分を切るタイムで走り抜けるので、カーブ等を含めたコースでありながら平均時速50km以上で走り抜けていることになります。






自転車レースがやってきた!_e0011904_1642466.jpg自転車レースのことは全くの初心者でしたが、かなり楽しむことができました。
と言いますのも、レースが好きな人は走る選手のプログラムを持っており、次誰が走るのかをチェックしながら見ています。
そういう人たちが「次は期待できる選手だ」というと周りの歓声はいつもより大きくなり、素人目にも普通の選手との速さの違いわかる速度で走りぬけます。

また普段見慣れている大学のキャンパスが一夜にして、イベントの開催される雰囲気に変わることも驚きで、F1のモナコGPのような印象も持ちました。
日本でも最近東京マラソンが行われたように、週末に道を閉鎖してマラソン大会が開かれ、テレビで中継されることもしばしばありるので珍しいことでは
ありませんが、家族で見に来て楽しんでいる様子が多々見られ、お祭りのような親しみやすさがあります。

自転車のレースの面白さに触れて、ちょっと競技用の自転車が欲しくなった週末でした。

自転車レースのその他の写真はこちらでご覧になれます。
# by naomedia | 2008-02-19 16:46 | スポーツ
「温暖」ということばのイメージ
「温暖」ということばのイメージ_e0011904_17465064.gif

今年の冬は雪が多く寒いというメールが多々届きます。
こちらサンフランシスコ周辺はどうかと言いますと、雨季ですが1週間ほど前から
急に暖かくなりすっかり春がやって来た感じです。
実際、近所の家の庭先では何本か梅の花が満開に咲いていますし、昼間ならセーターもいらない日もあります。ただこちらの人の話しでは単なる冬の中休みであって、また雨と寒さが戻ってくるそうです。

このように暖かいと書くとカリフォルニアは温暖な気候ででやっぱり暖かいんだと思う人も多いと思いますが、実際は十分寒いです。
先週、日本から着いたばかり来た人たちに会ったときに口々に、想像していたよりも寒いと言っておりました。
僕もこちらに来たのが秋だったので、このままの秋の気温が続くのかな~などと想像していたのですが気温はどんどん下がり、服も簡単なコートしか持って来ていなかったので、いったいどこまで下がるのかと一時は心配になりました。

ではどのくらいの寒さかといいますと、日本でいうならば12月上旬の寒さが続く感じです。
例を挙げるなら、朝、布団から出るのがどうも嫌だな~と感じるようになる寒さくらいです。そのためで、外に出るときにはコートが必要ですし、自転車に乗るには手袋とマフラーは必需品です。

ではどのようなところが温暖だといえるのかといいますと、この冬、僕は一度も氷が張ったところを見たことがありません。
厳密に言いますと一度だけ見たのですがそれは、カリフォルニアではなく、クリスマスのときに訪れたラスベガスでの出来事です。
ただ氷が張った日の朝に外に出たときの寒さと、僕が普段生活しているところでの朝の気温はほとんどかわりません。住んでいる家の近くでは最低気温が2度くらいなので、氷が張らないギリギリのラインです。

どうも暖かいと信じてしまうことが起きるのか少し考えたのですが、日本語で説明するときの「冬でも温暖な気候」というイメージとのギャップがある気がしています。
「冬でも温暖な気候」と聞きますと、ちょっと家から外出するときに軽くジャンバーでもきるくらいで良さそうな気がしてしまいます。
確かに昼間はそれでも十分な時もあるのですが、寒暖の差が日本と違う気候と言うことがあまりうまく伝わらないといいますか、
どうしても日本の昼と夜の寒暖の差を目安に想像して来てしまうために、意外と寒いという状況に陥ることが多いと感じています。
学校で利用した社会の教科書には瀬戸内海は冬でも温暖な気候に恵まれみかんなどの果物の栽培が盛んです。という表現と同じだと思います。
ついこの1文だけを読むと、ああ瀬戸内海は暖かいのか〜などと想像してしまいますが、実際は雪は降らないにしても寒いことに変わりがないこと同じだと思います。

また、もう一点注意しなければならないことは、こちらの人は日本人よりも薄着ということです。
日本人ならばコートを着る季節でもジャンバーを着ない人も多く、日本人がロングコートを着ようかなと感じるくらいの季節でようやくコートを着るようになったりします。
そのため、窓の外を眺めて外を歩いている人を基準に上着を合わせて外に出ると、出てから後悔させられることもしばしばあります。

逆に申しますと、来ている服装の種類や重ねている枚数をみれば、その人が日本人なのか、現地の人なのか、旅行者なのかこちらに住んでいる人なのかすぐにわかるようになってきました。

もしこちらに来ることがある際は、ガイドブックにも書いてある夜は冷え込むので上着を持ち歩くことという内容を信じて、寒さ対策は忘れずにしてください。
夏に少し滞在していたことがあるのですが、夏でも夜はトレーナーが必要なくらい冷え込みます。
# by naomedia | 2008-02-17 17:44 | アメリカ