僕は小さなラジオを持っています。 スピーカーは小さなものが真ん中に一つだけ。 しかもアンテナもついていないせいか、ノイズが多くて決していい音は出ないんです。 そんなラジオから今週信じられない曲が流れてきて驚かされました。 曲名は「 State of Mind 」 まるで、ギターの弦がふるえている様子が目に浮かんでくるようなきれいな音色にトランペットのアクセントがきいたリズム。そして男性の優しいボーカルで構成されたシンプルでありながら力を持っているサウンドです。 この曲の試聴はこちらです 映像付き(real)・・・・ギターのテクニックがすごいです。 曲のみ(real/wmp) この曲は10月5日にリリースされたばかりの新曲で、 アーティストはRaul Midon (ラウル・ミドン) 新曲で、こんな感動的な曲に出会えたのは僕の記憶にないかも知れません。 そんな感動をそのままに、AmazonにアクセスしてCDを購入しました。普段は、iTunes Music storeを使い、オンラインで曲を購入しているのですが、この人の曲はCDで欲しいと直感的に思いました。 では、なぜこんなに心を動かすサウンドが作れるのか、しかもこのアルバムはデビューアルバムなのです。いったいどんな人なのか調べてみてすぐ納得の答えに出会いました。 アメリカ出身の彼ですが、生まれたときから目が見えない盲目のアーティストなのです。 そんな彼が奏でるギターの音だからこそ、僕の小さなラジオでもギターの弦が震える様子が伝わってきたのかも知れません。 そして、アクセントの利いたトランペットですが、トランペットではなかったのです。 その正体は"マウス・トランペット" つまり、口からトランペットそっくりの音を出していたんです。これには、気づかされませんでした。見事なトランペットに聞こえるんです。(上記に表示した映像で見ることができます) そしてもう一つ驚かされたこっとおして、ヘットフォンで聴くよりも、どんな小さなスピーカーであっても、スピーカーで聴く方がよく聴こえてくるんです。僕のラジオがそうだったように。 音は、空気を伝わって広がりますが、あのサウンドはヘットフォンのような閉鎖的な空気ではなく、自分を取り巻く空気を通してこそよさが伝わってくるのだと思います。いうならば、音が、空気を空間に変え、人を包み込んでいくという感じでしょうか。 実は先週、代官山ユニットでライブがあったそうですが、残念ながら僕はそのとき彼の存在すら知らなかったので行くことができませんでした。次にチャンスがあったときにはぜひ聴きに行きたいですね。CDには収録できない空気を感じてみたいです。 皆さんも、いい曲がそろっていますのでこのアルバムをぜひ聴いてみてください。 「State of Mind」以外にも「 Waited All My Life」も心を動かされた1曲ですね。 この曲はこちらで試聴できます。 (real/wmp) その他、どの曲もとてもクオリティが高く、自信をもって紹介できる一枚です。 Raul Midon HP
by naomedia
| 2005-10-30 03:41
| 音楽
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