彫刻のある風景で週末を過ごしてみませんか?
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私の出身地の近くの町に、数年に1度のこの季節、
村のあちこちに彫刻が展示され突如として彫刻の里が現れます。

それは都心から約70キロ。田んぼや麦畑などの関東平野の広々とした平地と、
筑波山をはじめとする阿武隈高地山系の山々が交錯する地、
茨城県の桜川市(旧大和村)です。
桜川市はつくば市の隣町で、展示エリアは、つくばエクスプレスが開業したつくば市の中心地から車で約45分というところでしょうか。

このイベント、「雨引の里と彫刻 2006」というもので、10年前の1996年から始まり、
今回で6回目になります。

私はゴールデン・ウィークを利用して彫刻を見て回ってきました。
彫刻の総数は44点。村中に配置されており、役場をスタート地点に、
そこでもらうことのできるイベント用のマップをもらい見て回ることができます。

私は家族と約1日かけて回ってきたのですが、今回も春の気候につつまれ気持ちよく見て回ることができました。
ここで驚かされるのは、展示されている作品のクオリティの高さです。
最初に訪れた際には、正直あまり期待をしていなかったというのが、本当のところです。
それらの気持ちは、展示されているエリアから来ていました。

先ほどから、桜川市で開催されていると言いながら、文中では”村”という言葉を使用しているようについ最近平成の大合併の影響で”市”にはなりましたが、現地の風景は村です。
実際に行かれるとわかりますが、お昼と食べるところもありませんし、展示エリアにはコンビニすらありません。
ジュースの自販機すらなかなか見つかりません。
見に行かれる方は、お弁当を用意していかれるといいでしょう。
そんな片田舎に、大きな彫刻群が現れるのですから、訪れたときの驚きはひとしおです。

e0011904_18392997.jpgそんな土地に43人のアーティストが集まり、自分たちで決めた場所に彫刻を展示するのです。彫刻は以下にも見られるように、石、木、金属、陶器と多種に渡ります。
では、なぜこのようなイベントがこの地域で行われているのでしょう?
それは、桜川市一帯は日本でも有数な石の山地で石材店が多く存在していることに関係しています。
それらの石材店に石を買いに来た彫刻家達が、桜川市の美しい自然の中に作品を展示してみようというように考え、このイベントの始まったと聞いています。

彫刻というと、美術館の真っ白い空間の中に展示されるイメージや、都会の人が集まるところに展示されるイメージがありますが、
素材を産み出してくれた自然の中に、人間の作り出した美しいものを展示することで、お互いの良さを引き立ててくれる印象があります。
特にこの季節は、青い空と、山々の光輝く新緑を背景に、作品がより一層美しく鑑賞できます。
ぜひ週末、お時間がありましたら訪れて見るのも面白いのではないでしょうか。

<雨引の里と彫刻 2006の情報>
広大なエリアに作品が点在しており、推奨ルート(最短距離)で約15キロあります。マップには車で約3時間と目安が書かれています。
私も車を使い3時間~4時間というものでした。
文中にも書きましたが、レストランやコンビニなどはありませんので、準備していかれた方がいいと思います。天気がよければ、外でピクニックも気持ちが良くてオススメです。
車は駐車場があるところもありますが、田んぼのあぜ道などもあり、細い道が何箇所もあります。
役場で自転車も貸してくれるようです。1周15キロなのでかなり距離はあると思います。
ただ基本的に平地なのでそれほどアップダウンはないでしょう。


その他の会場の写真はこちらでご覧になれます。

会期: 2006年4月1日(土)~6月4日(日)
雨引の里と彫刻のホームページはこちらです。
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by naomedia | 2006-05-13 18:48 | アート ・ デザイン
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