流れ星が奏でた音
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今回も前回取り上げた流星の話を書きたいと思います。複雑な内容ですがお付き合い下さい。(まだ前回の記事を読まれていない方は読んでからの方がわかりやすいと思います。)

あの流星を見たとき、実はほぼ同時かワンテンポ遅れて「シュー」や「パリパリ」又は「パララ」というような音を聞いた気がしたのです。
その音はまるで打ち上げ花火の「ヒュルルルー・ドーン・パララ」という一連の音の中のパララの部分と同じような音だった気がします。
最初は流星の音を聞いちゃった!と思ったのですがやはりそれは現実的ではありません。
前回の記事でも書きましたが流れ星が光る高度は70kmくらいで、もし真下に立っていたとしてもその距離は70km、実際は真下で見るようなことはまずありませんからそれ以上、離れているはずです。
気のせいで片付けてしまうのもつまらないのでいくつか自分なりに仮説を立ててみることにしました。


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まず流星の燃える音が届くのが本当に不可能なのかを考えてみました。
もしこの流星が私の真上で光っていたとするならば私からの距離は70kmです。そして音の速度は1秒あたり340mなので計算すると、燃えた音が私に到達するまで約3分26秒かかる計算です。一瞬遅れて聞こえたというのとは大きく差があります。
真下で打ち上げ花火を見ていても少し遅れて聞こえてくるわけですから、70km以上先の音が同時に聞こえるのは不可能なのです。


















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仮説1で音速以上でないと届かないことがわかりました。それ以上の速さで伝わるものを探すと、大気に突入する際に発生する衝撃波があるのではないかと思い調べてみました。
音速以上の速さで進むものが空気とぶつかると衝撃波(ソニックブーム)が発生します。
これは圧縮された空気の塊で音速よりも早く伝わります。そして伝わるにつれてエネルギーを徐々に失った衝撃波は、音速と同じ、もしくはそれよりも遅くなると「ドン」という音として伝わります。またその力は、窓をカタカタと揺らすくらいの力があるようです。事実、1996年につくば隕石として知られる隕石が私の町の上空で破裂し落ちてきたときに、友人の父親は、大きなドンという音と同時に窓の揺れを感じ、交通事故だと思い外に出たといっておりました。
しかし、これでは私の感じた音とは違います。またいくら音速を超えた速度を持つ衝撃波とはいえ、70kmをそんなに速く伝わるとは思えません。そこであの速度で伝わるとするなら、光や電波の速さでないと無理ではないかと感じるようになりました。




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これは大気に突入する際に生まれたプラズマから発生した電磁波が地上に達したという考えです。
そもそも電磁波の伝わる速度はどのくらいのものか調べてみると空気中では電波と同じ速度であることがわかりました。
テレビを見ていると遠くの中継が少し遅れて伝わるという現象が発生します。もしあの流星が70kmという距離ではなく、かなり離れていたとするならば一瞬送れて聞こえたという間も納得できます。
とはいえ、電磁波は耳では聞こえません。
ただ電磁波が届いたときに、私の脳が音として認識したと考えるなら、聞こえた気がするというどこかあいまいな体験も理解できるのです。耳で直接聞いたという感覚ではない、自信がないというのも私自身納得できるのです。


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結論を申しますと、電磁波が怪しいのではないかというところまでしか今回は突き止められませんでした。ただ私と似た体験をされている方は何人もいるようで、こちらのサイトにもそのような存在があるのではないかと書かれていますが、やはり科学的な裏づけはないようです。

電磁波の音を聞いたというと、突拍子もない意見と思われたり、私が変な感覚の持ち主かと思われてしまうかもしれませんが、皆さんもこんな経験をされたことはないでしょうか?
自分のポケットに入れておいた携帯電話を取り出したとき、携帯の画面が「Eメール受信中」の表示だったりすることです。いつも偶然だなと思いますが、それにしてはタイミングよく取り出すことが多かったりします。
これは一種の電磁波の影響ではないかなと私は感じています。携帯電話は私たちが使用する道具の中では1、2位を争う電磁波を発するので、受信中に無意識に手が伸びているのではないかと思うのです。

原因はわからず推論で終わってしまいましたが、まだまだ人類には未知のことばかりの宇宙から届けられた神秘の音を感じたのだろうと、心にとどめていきたいと思います。

<リンク>
参照サイト ・・・ http://www5e.biglobe.ne.jp/~shibaya/index.html
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by naomedia | 2006-10-21 15:50 | カルチャー・エデュケーション
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