<   2006年 12月 ( 2 )   > この月の画像一覧
ジュウダイニュースの思い出
e0011904_22353258.gif

年末になると、様々なメディアで今年起きた重大ニュースを振り返る特集が組まれていますね。このような重大ニュースの特集を毎年見るたび、私は一つの思い出が蘇ってきます。

思い出となった出来事が起きたのは私が小学校4年生のときのことでした。
終業式も終わり、教室で最後のホームルームを行っていたときに冬休み中の宿題についての説明がありました。
休み明けに提出しなければならないもののリストは、配布された学年便りのようなプリントに書かれていたので確認で終わったのですが、担任の先生はその説明のときにうちのクラスだけの宿題を出すと言ったのです。
その宿題とは
「年末になるとテレビや新聞で今年の“ジュウダイニュース”がよく流れますね。その中からどれでもいいので気になったものを1つ決めて、自分の意見などもいれて原稿用紙1枚くらいに書いてきてください」というものでした。
先生のその場の思いつきのように出された宿題のため、内容を黒板に板書もせず、口頭での説明を各自が学年だよりの余白などにメモをとったのですが、そのことがその後私を苦しめることになりました。

“今年のジュウダイニュース”という言葉を私は“今年の10大ニュース”と受け取りました。その説明を聞きながら、そんなにいろいろなところで発表される10大ニュースならそれぞれのメディアで選ばれる10個のニュースは違ってきてしまうのではないか?
先生はいろいろなところで発表された10大ニュースをどのようにして発表されていたと判断するのだろうと不思議に思いながら聞いていました。

それから冬休みが始まり、テレビでも新聞でも10大ニュースが発表されるのを見逃さないようにしようと思い毎日チェックしていたのですが、その年に起きた大きなニュースを振り返るものはあっても、10個の大きなニュースがランキングされたものとは出会うことができないまま、年を越してしまいました。

年を越えてしまえば、たくさん放送されていた大きなニュースを振り返るものも一気に姿を消してしまいます。その状況になった私は、自分は10大ニュースの発表を見逃したのだと愕然とし焦りに焦りました。
クラスのみんなが10個の中から一つ選んで書いてくるのに、自分は大きなニュースだったなと自分で心あたりのあるものを書かなければならなくなったと思ったのです。
もしそのニュースが他の人と違っていれば、自分だけその発表を見ておらず、適当に書いたことが先生にバレてしまい怒られるのではないかと不安でいっぱいでした。
そんなに不安なら仲のいい友達にでも、どんなものを書くのか聞けばいいと思われるかもしれませんが、時期が正月なだけに実家に帰っていたり、普段遊ぶ友達と遊ぶような機会もないまま冬休みが明けようとしていました。

悩んだ末、冬休みの終わりも近づき、年末の新聞を山積みの新聞の中から引っ張り出し、できる限り無難な記事を選び書きドキドキしながら提出した記憶があります。
結局、提出後どこかのタイミングで、10大ニュースではなく重大ニュースを言うことが周りの様子からわかり、自分の勘違いに気づきました。

もしあの時、先生が“重大ニュース”と板書してくれていたら何も問題がなかったのですが、意味までも良く似た同音異義語のおかげで私は冬休み中ずっと苦労させられたのです。

この時期に重大ニュースの特集を毎年見るたびに、そんな勘違いの一人ドタバタ劇がそういえばあったなーと思い出してしまうのです。
ただいまだに疑問に感じることもあるのです。
それはあのとき、他のクラスメイトは何も思わずに“ジュウダイニュース”を“重大ニュース”に素直に頭の中で変換できていたのだろうか?ということです。
最近、漢字の変換ミスコンテストで「回答案です」が「怪盗アンデス」になってしまい面白いという記事がありましたが、あのとき私以外にも実は口にしなかっただけで同じように苦労した人もいたのではないかと思うのです。
今となっては確認の方法もありませんが、思い出すたびに顔がほころんでしまう年末の思い出です。
[PR]
by naomedia | 2006-12-26 22:37 | カルチャー・エデュケーション
もう一段上のボーダーライン
e0011904_2331529.jpg
首都圏の駅では毎週木曜日にR25というフリーペーパーが配布され、人気があることを、首都圏以外にお住まいの方でもどこかで耳にしたことがあると思います。
私も、大学生の頃から手に入れられる限り読んでいる一人です。
この雑誌の最大の特徴である無料というところにばかり注目が集まりますが、私は25歳以上がターゲットという枠組みも新鮮だと感じています。

世の中には ○○歳以上がターゲットというように特定の世代に狙いを絞った商品は溢れていますが、R25という文字だけを見ると、ターゲットというよりも年齢制限のように感じてしまいます。年齢制限はだいたい20歳を過ぎればなくなりますから、25歳以上という枠組みが珍しく多くの人の興味を惹く一つの要因になったと思います。

20歳を過ぎると年齢制限そのものを意識しなくなりましたが、(唯一引っかかるとするならば25歳以上の被選挙権くらいのものだと思っていました。)先日、年齢制限で引っかかり少々驚かされました。

それは、この夏にアメリカでレンタカーを借りようと思ったときです。
日本では借りたことがありますし国際免許も簡単に取得できるので、気にもせずに現地に渡ったのですが、いざ必要に迫られ、とあるレンタカー会社のウェブにてオンライン見積もりを出そうとしたところ出てきた文字が、
「お客様は25歳以下なのでお貸しできません」というものでした。
この表示が現れたときにはさすがに、
「ああ未だに私は自分の行動の責任を認めてもらえていない幼い人間扱いなんだな」と感じさせられました。
アメリカには大きなレンタカー会社が2社あり、そのうちの1社の対応だったので少し驚かされました。どうしても車が必要でしたら、もう1社の方で借りようと思ったのですが、貸さないという対応の会社がある以上、他の会社で借りられたとしても保険料がかなり高くつくだろうと思い、結局不便を覚悟でホテルを目的地の近くに移動することで解決しました。

※この記事を書くにあたり、もう一度確認のためにその会社のウェブサイトを確認してみてところ、なんとこの秋から年齢制限が下がり、25歳以下でも借りられるようになっていました。ただしヤングドライバーという特別料金はかかります。


R25では、サラリーマンのムーブメントを取り上げる大人の雑誌としてのボーダーが25歳、レンタカー会社の見解では25歳未満はまだ貸し出せないというボーダーライン。
毎年荒れると騒がれながらも成人式を超えれば大人という社会の認識とは違い、
25歳に、もう1段上の大人へのボーダーラインがある気がします。
[PR]
by naomedia | 2006-12-19 23:35 | アメリカ