担任の先生が授業中にしてくれた話で今でも心に残っているものがあります。 それは寝ているときに見る夢の話で、 当時30代前半であった先生が、いまだに自分の家が舞台の夢を見ると 登場してくるのは小学生当時に住んでいた家だというのです。 その家は、小学生の頃に壊してしまい残っていないのに加え、 学生生活や結婚を通して、数件引っ越したにも関わらず 夢に出てくるのは生まれてから育った家ばかりだと言うのです。 当時、小学生だった私はその話を聞いて、なんでそんなに生まれた家にこの先生は 執着心を持っているのかなと不思議になったものです。 私はそのころ生まれ育った家にしか住んだことがなく、 当時から既に古かった自分の家に、特に愛着があったわけでもなければ、 何軒も引っ越すというイメージがもてなかったせいか、話の意味が良くわからなかった思い出があります。 ただ、20代も半ばを迎え、この話の内容が自分にも当てはまるようになってきたのです。 私の生家は古くなったため、高校生の時に建て直しで壊してしまいました。 その間の約1年間を近くのアパートで暮らし、その後新しい実家に4年、 そして大学生活を4年、大学の近くの街で過ごしました。 やはり、話と同じように不思議と夢にでてくるのは、生家のみなのです。 確かに生家には住んでいる期間が他の家の3倍と圧倒的に多いのですが、 他の家はほとんど夢に登場したことがないのです。 大学の4年間、全く別の土地で生活をしていたときも、夢に出てきたのは昔の実家でしたし、 大学時代のアパートは一度も夢に出てきたことがないように思います。 大学生として夢に自分が登場してきても、家が舞台ならば、昔の実家なのです。 すでに、取り壊されてから8年以上の月日が経ち、私の中でも思い出も薄れてしまっていますが夢にでてくる実家はとてもリアルなことに驚かされます。 このリアルさについても、私の先生は話しており、思い出そうとしても思い出せないことが 夢の中ではリアルに登場してきて驚かされるといっておりました。 このように、先生と私が同じような不思議な経験をしてきています。 皆さんも同じような経験をされている方がもしかるすとおられるのではないでしょうか? もし何かエピソードがありましたら、ぜひ聞かせてください。 この話をしてくれた先生は話をしながらこんなことも言ってきた記憶があります。 もし、同じようなことがあるとしたら、きっと今みんなが住んでいる家が 出てくる可能性が高いかもねと。 私はその言葉の通りになりました。 もし、お子さんで小学生がおられるかたは、今住まわれている家が同じようにずっとお子さんの夢に登場して来るのかもしれませんね。
by naomedia
| 2006-05-24 01:09
| カルチャー・エデュケーション
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