前回の記事では、スーパーボウルの試合中に流れた面白いCMを紹介しましたが今回は流れたCMの中の1本を視点を変えて紹介したいと思います。 そのCMとはこちらです。 このCM、プロダクトRedの商品として発売になるDellのノート型PCのものです。 このPCを持っていればすごくクールで人々の注目を集めステータスがあるということを表現していると思います。 まずプロダクトRedとは何かを説明しますと、ロックバンドU2のボーカルのボノとNGOが発起人となり始めた活動で、 企業が赤い色を用いた商品を売り出し、その売り上げの一部を寄付する形で HIV/エイズ、結核、マラリアの対策費にしようという活動です。 特にHIVに重点を置いていて、他の商品ですと赤いiPodでしたり、赤いモトローラの携帯電話が有名です。 ただ、このCMに関してだけいいますと、僕が見ていた会場では 最初は興味は持ってみんな眺めていたのですが、CMが終わるに従ってブーイングに包まれてしまいました。 あまりに単純で、あり得ない話でありながらまじめすぎる作りに、スーパーボウルのCMとしてはちょっと受け入れられにくかったのかなと感じまています。 そのような中でもプロダクトRedのキャンペーン等、ソーシャル活動について大学で勉強をしたり活動をしている人たちは僕も含め、おお!という感じで顔を見合わせていました。 前回の記事でも書きましたがスーパーボウルのCMとは高額な放送料と制作費で企業が威信をかけて放送する広告です。 現在の大量消費時代、裕福な先進国の象徴のような場で、このようなCMが流れたことに 僕はそれなり価値があったと感じています。 それだけ広告にかけられるお金があるならそちらを寄付した方がいいのではないかと 考えてしまいますが、商品を買わせることだけではなく、このような活動も行っているいうことを多くの人に知らせるにはいい機会だったと思います。 とても残念なのはキャンペーンについて触れる時間がもう少しあればよかったのにというところでしょうか。最後のカメラのプラッシュがたかれる位の時間だけメッセージが流れるだけでは少なすぎます。 そこをしっかりと説明しつつ見ている側に活動の意思が伝えることができれば、ブーイングという結末にはならなかったと感じて残念でなりません。 以下はプロダクトREDの情報です。 公式サイト youtube RED channel
by naomedia
| 2008-02-12 17:45
| アメリカ
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